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(子どもの感想)
・ ぱっと瞬間的に見分けないと、カルタをとれない。
・ すぐ見分けるのはむずかしい。
・ 葉の特徴に気をつけてカルタをとった。
3 成果と課題
子どもたちは初め、ネイチャーゲームのやり方に戸惑っていましたが、やり方がわかってくると活動が積極的になり、楽しんでできるようになりました。この活動の結果、子ども達は自然に対する感受性が磨かれ、自然をよく観察するようになりました。
本校では、1〜6年生の縦割り活動の時間を利用して、ネイチャーゲームを行いましたが、年齢差が大きいために活動がしにくいこともありました。子供の発達段階に応じた環境教育のプログラムを実施することが大切ということからも、同学年又は近接学年の方が取組みやすいと思われます。
ネイチャーゲーム(道具のいらないものもありますが)を短時間で行うためには、あらかじめ必要な道具をそろえておく必要があります。
1グループの人数はあまり多くない方がよいので、30人位のクラスでは3グループなどに分けて活動しました。この場合、指導者(教師)が同時に3グループにはつけないので、各グループに子どものリーダーをつけました。子どものリーダーの場合、これからやろうとするネイチャーゲームについて事前によく説明しておく必要があります。

 

参考文献
1)ジョセフ・B・コーネル:ネーチャーゲーム1、2、日本ナチュラリスト協会訳、柏書房(1986)
2)降旗信一:親子で楽しむネイチャーゲーム(1992)
3)ネイチャーゲーム協会:ネイチャーゲーム指導者養成講座資料(1993)
4)降旗信一:図解ネイチャーゲーム、PHP研究(1995)

 

 

 

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